私は、常に社員に「実力をつけろ」と申しております。
独立して15年、本当の実力さえあれば、何をやっても成功する!と今の自分は信じています。
では、どうしたら実力がつくのか?
それは、苦労、努力、経験の数と正比例するものだと思います。
おそらくこれは真実です。
苦労、努力が無く実力などつくはずもありません。
もちろん、仕事上、問題があって、それに真剣に向き合わなければ、避けて通れば、どんなに苦労、努力をしても実力はつきません。
ほとんどの人がこのパターンのような気がしますが・・・・
たいていの人は、目前の問題点を避けて通ります。
そして、解決できないときに、自分の都合のいいように言い訳を考え、自分を納得させる、という行動に出るのです。
若くして、成功している人間もいるじゃないかって?!
あんなものはまぐれです。
学校を卒業したくらいで、実力なんぞあるはずもありません。
初めて振ったバットがたまたまボールに当たって、何万分の1の確率でホームランになったに過ぎません。
ただ、まぐれは2度は続きません。
要は、2回以上成功出来る人間を実力のある人間と言うのです。
ITバブルの時に、そういったまぐれのエセ成功者が多数出てきましたが、果たして残っているのは何人いるのか?
まぐれで多少の小金を持ったIT長者達は、「あの人は今?」で特集してもらいたいものです。
実力がない人間が、金を持つとろくな事はありません。
女遊びをし、1億の車を買い、ヒルズに住みetc・・・
一つのビジネスモデルで何十年も上手く行く事は、ほとんどありません。
(何十年に1回くらいはあるのも事実ですが)
まぐれで仮に上場できたとしても、次の事業を考えなければ株主総会を乗り切れるものではありません。
上場して3年・・・・
さぁ、ここからが正念場です。
次の事業???
んじゃ、
あれ流行ってるからやってみよ!
あそこの会社買収しちゃえばいいじゃん!
とまあこんなもんです。
なんの創造も、努力も感じられません。
他社のモデルの真似をすると言うことは、それなりの能力が無いと、ほぼ失敗します。
(真似から始まり、工夫、改善、最終的には個性が無くてはなりませんから)
買収は、きわめて難しい仕事です。
買う側の経営者に魅力、能力が無ければ、社員はいなくなってしまいます。