安売り王の復活(没落)｜交際クラブ・デートクラブオーナーの経営論

安売り王の復活（没落）

どの時代でも、安売り王は社員の待遇を犠牲にする以外には儲かりません。
まともな経営者にとっては常識です。

このサイトを見ている方々で、交際クラブ・デートクラブに加入なさって幸せになれる方は、絶対にそのことを知っているはずです。

しかし、交際クラブ・デートクラブの経営者でそれを知っている人間は、あまりいません。

だから安売り王になろうとする後発のクラブがたくさん出てきます。

では安売り王が良く犯す代表的な失敗はなんだと思いますか？・・・・・

そう！儲からないから、値段を再び上げることです。

安くすれば客が来る！
値段が高いのは悪いことだ！
原価に適正な利益をのせて売ることが素晴らしい！

と言う信念のもとに安売り王を目指すならば良いのですが、ほとんどの成功しない経営者は信念などありません。

安易に、

安くすりゃぁ売れるだろ！！

と値段を下げてしまいます。そして、値段が高い所は悪い！！！とアピールし始めます。

しかし、何も変わらないのです。安売り王を目指すならば、最初は何も変わらないと解っていて、それでも歯を食いしばって、資金不足という苦難の時期を乗り越えなければならないのです。確固たる信念のもと、その苦難を乗り越えて、初めて真の安売り王になれるのです。（もちろん、自分以外の社員の犠牲を礎にしなければなりません。）

これが出来る経営者こそ、誰でも知っているユニクロ、マック等になれるのです。

しかしこれを理解している経営者は、ほんの一握りしかいません。

交際クラブ・デートクラブに安売り王の思考はなじみません。なんと言ったって、高級でセレブが顧客なんですから。しかし、そんな業界にも、阿呆な安売り王が紛れ込んで来ます。そういったクラブは、集客が出来ないので、しばらくは安売り王を目指します。安売り王になれば儲かる！と勘違いをするのです。しかし、絶対的に安売りはなじまない業界に気づき始めます。安売り王は儲からないと驚きます。絶対に金持ちにはなれないと一つ利口になります（当初は、私達は適正な利益しかもらいません、みたいな事を言って、値段が安い理由を言うのですが、それは真っ赤な嘘です。本当は儲けたいだけなのです）。

そして・・・・・

今まで高級なクラブは悪だ！！と言っていた言葉をひるがえし、自分のクラブの中味を全く変えることなく、なんの工夫もせず、いきなり

値段を上げる！！！

という、これまた誰でも安易に出す結論（暴挙）に至ります。

そして、今まで唱っていた

大手では10万の女性が当クラブなら5万円です！！だまされないでください！！

と言っていたページがサイトから消え、いつの間にか大手と同じ値段になってしまいます。

今までの会員になっていた方々は全くの無視です。さて、安売り王を目指していたクラブが、何も変えずに値段だけ上げるとどうなるでしょうか？

はい、安売りだけが取り柄だったのに、値段だけが上がれば、誰も振り向きません。だって値段が同じだったら、女性がたくさん入会する交際クラブ・デートクラブの方がいいに決まっています。

値段だけが競争力であったのに、女性の入会数という競争力を持たないまま、値段だけが上がるのです。

女性の質がちがう？そんなものは、どこも同じです。要は確率論ですから、100人入会する女性がいれば10人くらいは可愛いのです。30人だったら、3人です。芸能プロと提携なので質が高い！などと言っても、長続きなどしません、最初だけです。

サービスの質がちがう？安易に安売り王を目指す様な経営者がサービスの本質を知っているはずがありません。（安くすればお客が来るし、後はネットで上位になりゃぁバッチリだぜ！程度の考えしかなく、事業が始まっていますから）。