
安売り王になりたいですか?
私は安売り王にはなりたくありません。
いい物を高~く売りたい、どうやったら高~く売れるか?を常に考えています。
デフレの昨今、値段だけが先行し、あたかも値段の安いものがよし、という風潮があるようです。
私どもの会社に入社してくる若い子達も、ユニクロやマック、ヤマダ電機etc...安売りの会社をよしとし、それが企業努力だなどと、誰でも考えつくガキ丸出しの思考で私に意見したりしてきます。
(笑っちゃうし、つきあってられないのですが、バカを相手に本気にもなれないのでニコニコ聞いています)
「じゃあ、お前達は給料、安くてもいいのね?」
私はそう言います。
ああいう会社に勤める限り、ごく一部の上層部の人間以外、高収入はあり得ません。
(最近では都銀でさえ1000万もらってる人間は何人いるか?)
値段の安さを売りにしている会社は、値段だけで集客します。
値段が安ければ一般大衆は寄ってきます。
それだけで集客出来る会社が、そこで働く社員に多くを望むはずもありません。
だって値段だけで売れるんですから。
私がそちらのビジネスモデルを選択した場合、人件費も材料費と同様に原価として計算するでしょう。
そして、社員の給料は出来るだけ安く設定します。
出来れば社会保険も入りたくないくらいです。
いっそ、社員は全部外注にしちゃうか?消費税も少なくなるし・・・ 販売はロボットで出来ないか?そこまで考えます。
だって人件費が安ければ安いほど、商品の値段も下げられるのですから。
私はこちらのビジネスモデルを今のところ、選んだことはありません。
簡単なんですけどね。
理由は・・・従業員のモチベーションを保つ自信が無いからです。
会社内のコンテストや、福利厚生等でモチベーションを保つ事は出来ると思いますが、どうも私にはなじまない。
私はやはり、社員にたくさんの給料をあげたいと思うタイプなのです。
それに、なんと言っても、高く売れる方法を知っている人間が、企業が、わざわざ安売りをしますか?
あり得ません!!
高く得る方法を知らない者だけが、安売りをするのです。
高く売れる方法さえ知っていれば、社内の馬鹿げたコスト管理、人件費の削減は必要ありません。